コンゴ|涙の道
  - 写 真、文の全著作権はジーン・チャンに帰属しま す。

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※このストーリーは第一回PIERRE AND ALEXANDRA BOULAT ASSOCIATION GRANTを受賞しています。

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子 どもを失うことほど辛く悲しい経験は他にあるまい。「もう一度だけでいいから娘を抱きしめたい。それなのに、私に残されたのは彼女の写真だけ。」シャ ン・シャオファン(31)は娘のシュ・リーリンの遺影を胸にこう語った。ゼン・ロンチョン(35)は10歳になる娘のリュウ・ウェンボーを亡くした。5月 12日、地震が発生した直後、彼女は職場から一目散に娘の通う学校へ駆けつけた。翌日の午前3時、彼女は他の29名の子どもたちと一緒に階段の下に横たわ る娘の遺体を発見したのだ。「そこに変わり果てた娘の姿を見つけた時、私の一部も死んでしまったのです。」

中国|悲嘆の肖像  - 写 真、文の全著作権はフカダ・シホに帰属します。

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広 島に最初の原子爆弾が落とされた3日後、“Bock’s Car”と名付けられた爆撃機は第二の原子爆弾を投下する予定だった。その日、投下予定地の長崎は雲に覆われていたが、1945年8月9日11時02分、 太陽の光が射したその瞬間、“Fat Man”と名付けられた原子爆弾によって、7万5千人の命が奪われたのである。

日本|浦上  - 写 真、文の全著作権はギヨーム・エルボーに帰属します。

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バ ングラデシュの自然とともに生きていくのは、けして楽ではない。小さい頃から家族と一緒に川岸に住んでいた。川で泳ぎ、川で遊び、そして川に輸送を頼っ た。私たちの生活は、文字通り川の浮き沈みに左右されていた。
満潮時には川の水があふれて自宅が水浸しになることもあり、洪水に巻き込まれたり、川の流れの中に取り残されたりすることを、いつも恐れていたものだ。こ うして、川と洪水を生活の一部として幼少期を過ごした。
1988年、バングラデシュは史上最大規模の洪水に襲われた。私がまだ写真家になる前のことだ。その後は写真家として、過去10年間でもっとも大きい3つ の洪水を目撃し、そして家を失った人々の行く末を目の当たりにしてきた。
彼らの多くは今、他の土地に住んでいる。よりよい境遇を求め、都市部に移住したものも多い。その影響もあり、首都ダッカは移住者で溢れんばかりだ。

バング ラデシュ|気候難民  - 写 真、文の全著作権はアビル・アブドゥラに帰属します。

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ひ とりの難民は悲劇である。しかし、400万を超える難民は、統計になる。

多くのイラク人が家を追われ住む場所を失い、やむなくイラク国内の他地域や周辺諸国へ避難した。その結果、490万という数の名もない人々の群れとなり、 統計的な意味を持つものの、人ひとりとしては取るに足らない存在となってしまった。

シリアに滞在した日々において、将来の見通しもなく、いまもなお展開しつづける壊滅的状況を垣間見た。

イラク難民とはどのような人々なのだろうか? 人々が統計からひとりの人間に変わることはできるのだろうか?

シリア |GUEST ゲスト  - 写 真、文の全著作権はガブリエラ・ブリソバ に帰属します。

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サ イエド・アブドル・クレシ医師のくつろいだ様子とは裏腹に、彼の取り組んでいる仕事はとてつもない挑戦である。それはおそらく、運命を受け入れた者の諦 めに似た態度といえるかも知れない。「人口300万人にも満たない都市カブールで、4万から5万人もの人々がアヘンもしくはヘロインを使用している。」と 薬物依存症の治療施設と精神科病棟を併設する首都唯一の国立病院で副院長を務めるクレシ医師は言う。この病院で彼の担当する薬物依存症治療プログラムのた めに全部で20床のベッドが用意されている。また、精神科病棟には男女ともに20床ずつ、たった40床のベッドが設置されているにすぎない。

アフガニスタン |The Darkened Den  - 写 真、文の全著作権はジェームズ・ウイットロー・デラー ノ に帰属します。

発 行日 4.25.08

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Die Vier Hoekeは、南アフリカの刑務所内部を指すプリズン・ギャング用語である。直訳すると「四隅(The Four Corners)」という意味になる。南アフリカの刑務所は、植民地時代およびアパルトヘイト体制下で、多くの政治的リーダーを収容し、人種差別および圧 制の非人道的な手段であり続けてきた。このように刑務所は、この国で生きる多くの者の意識に今でも深く根付いていると同時に、多くの人が人生の大部分を過 ごす場所であり続けている。

南アフリカ:四 隅  - 写 真、文の全著作権はマイケル・ソボッキーに帰属します。

発行日 3.25.08

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中 国では過去数十年にわたり、何十万もの国民が地方から北京へ押し寄せてきている。民事法にまつわる
事件を中央政府当局に直訴するためだ。陳情の内容は、労災、家庭内暴力、殺人、強奪など多岐にわたるが、
その大半が地方の腐敗した司法システムに起因するものである。

中国:血と涙  - 写 真、文の全著作権はカ タリナ・ヘッセに帰属します。

発行日 2.25.08
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基 本的人権である権利を奪い、政治、経済、文化等の生活全般にわたって、不利益な扱いをすることが差別であり、とりわけ被差別部落(同和地区)の出身で あることを理由に行なわれる差別が部落差別である。
 被差別部落の原点は、日本の封建社会において、政治、社会等の諸要因によって形成されてきた身分制度のもとで、他の身分と分離させられ、衣・職・住等あ らゆる生活面で厳しい状態におかれてきた地域を出発点としながら、その後の社会体制の影響を受け、今日まで差別的状態が続いている地域が被差別部落とよば れている。
このように、歴史的、社会的に形成されてきた被差別部落に生まれ、育ったという理由だけで、人間として当然受けるべき権利を長い間奪われ続けてきた問題が 部落問題である。

日本:対岸の肖像|被差別部落に生きる人々  - 写 真、文の全著作権は後 藤勝に帰属します。

発 行日 1.25.08
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サ イクロン“シドル”によって全てが破壊されるわずか2、3日前、バングラデシュの沿岸地域に住む人々は津波警報を受けて避難所へと駆け込んだ。しかしこ の日、波はほとんど何も被害をもたらすことなく去り、警報は外れたかたちとなってしまった。そして11月15日、警報が出されたにもかかわらず、多くの人 々はそれを軽んじてすぐに避難せずにいた。   
そのため、サイクロンが直撃するまでに身の安全を確保できたのはほんのひと握りの人々のみで、避難所へ向かう途中で命を落とした者も多かった。逃げおおせ た人々も、彼らの家族、友人、家、土地、家畜――ほぼ全てを失った。家や土地や家畜は取り戻すことができるかもしれない。しかし、どれだけ泣き叫ぼうと も、家族や友人の命が戻ってくることはない

バングラデシュ:サ イクロンのあとで|ONLY TEARS REMAIN
写 真、文の全著作権はムネム・ワシフに帰属します。

発 行日 12.25.07
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こ こに紹介するものは写真集「アフガニスタン:破られた約束」(エディツィオーニ・カルタ社、イタリア、2007年秋出版)からの抜粋である。

この作品は2001年「9・11」後程なくして始めた私のアフガニスタン縦断の旅を撮ったものである。アフガニスタンは何十年にも及ぶ紛争の傷跡を今もな お深く残している。これらの写真を通して、タリバン崩壊と米軍侵攻の傷もまだ癒えぬアフガンで、人々が平和で幸福な未来へ向けてひたむきに生きながらも耐 え忍ぶ日々の苦闘を記録し語り継げればと願っている。

アフガニスタン|BROKEN PROMISE

写 真、文の全著作権は写真家モイゼズ・サマン
に帰属します。
モ イゼズ・サマンの写真集 「BROKEN PROMISE」発売中(@AMAZON.CO.JP)

発 行日 11.25.07
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1980 年代には、PKKのゲリラ兵の中に、十数人の女性兵士がいると報告されていた。実際の数は不確かだが、ある指揮官によると、1万人ものPKK兵 がイラクとの国境を越えた山中の野営地に集結し、トルコ軍兵士と日常的に小競り合いを続け、生命を危険にさらしているという。PKKは、トルコ政府軍が人 権を無視した無慈悲な残虐行為を働き、人口1,400万人の国家を弾圧しているとして、これを激しく非難している。しかし、これらクルド人戦闘員の3分の 1が女性であるということは、余り知られていない。おそらくこれは前例のないことだろう。

クルディスタン・イラク北部|NO FRIENDS BUT THE MOUNTAINS
写 真、文の全著作権はアナスターシャ・タイラー・リンドとケイティー・スコット
に 帰属します

発 行日 10.25.07
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ア フガニスタンでは、驚くべきことに毎年2万5千人の女性が、妊娠と出産が原因で亡くなっている。実に27分間に1人が死ぬ計算だ。これはシエラレオネに 次ぎ世界で2番目に高い数字である。2000年の国連報告によると、アフガニスタンの妊産婦死亡率は新生児10万人あたり1,900人。これに対し、米国 で亡くなった妊産婦はわずか17人にすぎない。さらにアフガニスタン・バダフシャーン州ラー地区では6,500人という人類史上最悪の妊産婦死亡率が記録 として残っている。

アフガニスタン|WHERE WOMEN DIE GIVING BIRTH 
写 真、文の全著作権はジー ン・チュングに帰属しま


発 行日 9.25.07
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毎年、約12万5000人がカリ フォルニア州立刑務所から出所する。2006年には、1万2000人近くの女性が服役していたが、その3分の2は非暴力的な法律違反での服役である。また 同年、カリフォルニア州においては1万3000人以上の女性が仮釈放されている。だがその半分以上が、いずれまた刑務所に戻ってくることになるのだ。
ア メリカ|ROAD TO RE-ENTRY
写 真、文の全著作権はグ レッグ・コンスタンチンに帰属します
発 行日 8.25.07
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史 上最悪の原子力事故から21年、チェルノブイリ地域はなんとか生き残ろうとしている。世界で、この事故はだれしもの記憶に残っている。チェルノブイリで は、人々はかつての生活の記憶の中に生き残ろうともがいている。


チェ ルノブイリ|LIFE IN NO-MAN'S LAND
写 真、文の全著作権はル ルド・セガデに帰属します。
発行日 7.25.07

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ヒュー マンライツ・ウォッチの報告によると、毎月1万人のビルマからの移民が「非公式の強制送還」としてタイから国外追放される。彼らは捕らえられて家畜 用の荷台に乗せられると、逃げてきたビルマ現政権のもとへと連れ戻される。逃亡は反逆罪と見なされ、強制送還者たちは投獄されたり死刑を宣告される。

ビ ルマ|ON THE BORDER
写 真、文の全著作権はジャッ ク・ピコーンに帰属します。
発行日 6.25.07
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貪 欲に褐炭を採掘したことによって、炭鉱周辺 の村は崩壊し、それによって地域の社会組織は打撃を受けた。子供の健康を犠牲にしないようにと、お金を持って他所へと移った親戚と連絡がつかない人がたく さんいる。かつて村や農場があった所に、今は大きな露天掘り炭坑 ができ、そこの機械は日中、煙と塵を噴出し続け、そして夜へとそれが続く。今ではプトレマイダの住民たちと土地は絶望と荒廃に支配されている。

ギ リシャ|BLACK DUST
写 真、文の全著作権はエクター・ディミジアノス
に帰属します

発 行日 5.25.07
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食 料不足は北朝鮮人たちが中国を目指し国境を越えるきっかけの一つである。閉鎖された国で北朝鮮は世界中のどこ よりも裕福であると信じ込むように教育されている。中国へ到着して初めて比較的豊かな中国人の暮らしぶりや韓国の衛星テレビを見て、北朝鮮の不法移民たち は祖国へ帰らないほうがよいと気付く。こうして、先人たちと同じく、彼らは難民となる。

中国|Path to Uncertainty-
写 真、文の全著作権はカタリーナ・ヘッセに帰属しま
発行日 4.25.07
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「こ うやって、彼 は激しい困難と辛酸をなめながら進んでいった、まさに、それは困難と辛酸の極といえるものであった(平井正穂・訳、岩波文庫『失楽園・上』)」

ミルトンのこの言葉は、住人の大半がイスラム教徒とカトリック教徒を占めるインド・ケーララ州(アラビア海と西ガーツ山脈に挟まれ豊かな社会生活を営むイ ンドの州のひとつで最南端(北緯8度18分から12度48分、東経72度22分から74度52分)に位置する)ビンジャムの人々を言い表しているかのよう だ

インド|Paradise Lost latitudes north 8° 18’ / 12° 48’ and longitudes east 74° 52’ / 72° 22’
写真、文の全著作権は キース・ジュッドに帰属します。
  発行日 3.25.07
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連 れ てこられたア パートでは、若い男がラテックス製のカプセルにヘロインを詰め、それを胃に飲み込んでいた。

「怖いけど、お金が必要だから」



コロンビア|swallowing a drug quagmire
 写真、文の全著作権は岡原功祐に帰属 します。
発行日 2.25.07
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見 事なボーンチャ イナのティーカップ一杯に注がれる手ごろな価格のレモンティーは、長い道のりを経てそこに存在する。その道のりは決してカップからゆっくりと立ちのぼる湯 気のように心地よいものではない。そこには、幾世代にもわたる奴隷たちの苦役が詰まっているのだ。
バングラデシュ|Tainted Tea
写真、文の全著作権はム ネム・ワシフと
マフズ・サディケに帰属します。

発行日 1.25.07
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